ご挨拶 —「開陽丸子孫の会」第四回総会を終えて | |
開陽丸子孫の会は、2010年4月29日に無事創立3周年を迎え4年目の活動に入りました。先日の総会にも、多くの会員の皆様にお集まりいただき、交流を深めることができたことは誠に喜ばしいことです。加えて、青山大学名誉教授で洋学史研究会の片桐一男先生に貴重なご講演を賜り、史料解読の為の知識を深めることができたことは、御同慶の至りであります。片桐先生には心から御礼申し上げます。 | |
この3年の間に子孫の会は着実に発展し、会員数も70名を越えました。昨年は小杉雅之進の新たな御子孫や、三浦省吾の御子孫も会員に加わりました。また、会の活動が新聞で取り上げられたり、オランダ領事館から招待状が届いたりと、世間にも認知されてまいりました。昨年より、総会や機関紙の発行だけでなく開陽丸に縁のある場所を巡る旅を始めるなど、活動も盛んとなってきております。今後はそれぞれの子孫の史料の解読や発掘にも、少しずつ取組んで参りたいと思っています。 | |
さて、2012年は幕末オランダ留学生が日本を出発してから150年目、その翌年の2013年はオランダに到着してから150年目にあたります。これらの節目の年に、子孫の会として開陽丸の歴史を振り返る記念行事ができれば嬉しく思います。 | |
私を含め幹事一同これからも会の発展に邁進する所存でございます。今後も会員の皆様の温かいご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。 | |
2010年5月3日 | |
開陽丸子孫の会 会長 榎本 隆充 |